生殖補助医療(ART)とは
妊娠は、
① 卵胞が育つ
② 排卵・ピックアップ
③ 子宮頸管粘液が増える
④ 精子の移動
⑤卵子と精子が出会う
⑥ 受精卵が分割しながら移動
⑦ 子宮内膜に着床(妊娠)
という7つのプロセスから成り立ち、すべての機能がちゃんと働いて初めて妊娠が成立します。
1つでも成り立たないと妊娠に至ることができません。
体内での受精が難しい場合、卵子や精子を体外に取り出し、体外で受精させる技術をART(生殖補助医療技術:Assisted Reproductive Technology)と言います。
ARTは、体外受精(IVF)、顕微授精法(ICSI)、胚移植(ET)、卵子・胚の凍結保存、凍結胚移植等の技術に対する総称です。
生殖補助医療(ART)は急速に全世界に普及し、日本においてもART後の出生児数は58万人を突破しています。年間出生児数は5万人を超え、約17人に1人がARTにより誕生したことになります。
生殖補助医療(ART)について
適応
卵管性不妊 |
卵管が閉塞しているか、卵管周囲癒着などによるピックアップ障害が見られる場合 |
男性不妊 |
精子の数か少ない・動きが悪いため、卵子に到達し受精できるだけの十分な精子をもたない場合 |
免疫性不妊 |
抗精子抗体をもっている場合 |
難治性不妊 |
子宮内膜症など原因はある程度特定できるものの、各種治療によっても妊娠に至らない場合 |
年齢 |
卵巣の老化により妊娠を急ぐ必要がある場合 |
その他 |
不妊検査で異常がなく、タイミング法や人工授精を行っても妊娠に至らない機能性不妊(原因が特定できない)の場合 |
料金
料金につきましては
こちらをご覧ください。
また、ARTにおける治療費用例も併せてご覧ください。
特定不妊治療費助成金申請について
当院では、特定不妊治療費助成の申請が
可能なクリニックです。
治療終了後、助成金申請をされる方は
受付までお申し出ください。
なお、作成に4日程お日にちを頂戴しておりますので
ご了承ください。
※書類の郵送等は行っておりませんのでご注意ください
※書類代として一部2200円(税抜)の料金がかかります
セミナー
当院では不妊治療へのご理解を深めて頂けるよう、
定期的にセミナーを行っております。
体外受精・顕微授精に関する個別セミナーも行っておりますので、
是非ご参加ください。
セミナーの詳細は
こちらをご覧ください。