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診療のすすめ方

診療のすすめ方

検査項目とその時期について

治療を進めていくには、まず不妊となる原因を検査していきます。
生理開始周期で、それぞれ行なえる検査を実施しながら治療していきます。同時に排卵日を予測し、ベストなタイミングで卵子と精子が出会えるようにします。

初診時

・問 診
結婚年齢・避妊期間・不妊期間・月経の状態・妊娠・流産・などの経験・既往歴などを伺います。
・経膣超音波
超音波にて子宮と卵巣の状態・サイズ・子宮筋 腫・卵巣嚢腫などの有無を診察します。
・子宮頸がん検診
子宮の入り口の細胞の検査で、年に1回行うことをお勧めします。
・血液検査
CA125、クラミジア、風疹、抗精子抗体、感染症、貧血、 甲状腺機能など必要に応じて検査します。

1:ホルモン検査(血液検査)

・E2(卵胞ホルモン):
卵巣から分泌されるホルモンで、卵胞期(低温期)の子宮内膜を厚くし、排卵前に子宮頚管粘液量を増加させて精子を通りやすくします。また、卵子の成熟と共に増加します。
・LH(黄体化ホルモン):
排卵直前に多量に分泌され、排卵を促します。排卵後は、黄体を形成させる働きがあります。
・FSH(卵胞刺激ホルモン):
卵巣に作用して卵の入っている卵胞を発育させ、卵子を成熟させます。
・PRL(乳汁分泌ホルモン):
分娩後の授乳中に大量に分泌されるホルモンですが、排卵を抑える作用もあり、このホルモンで高値を示すと、排卵障害の原因になることがあります。
・テストステロン(男性ホルモン):
女性にもわずかに存在し、生殖機能維持などの役割があります。

2:通水検査

子宮内に水を流すことによって、子宮内膜の状態、子宮内腔のポリープや子宮粘膜下筋腫の有無を調べます。

3:超音波下子宮卵管造影検査(HSG)

子宮内に造影剤を流し、その流れ方を見て両側の卵管の走行や通過性、卵巣と卵管の位置関係を調べていきます。

4:超音波検査

卵胞の大きさ・子宮内膜の厚さなどを確認していきます。

5:尿中LH検査・血中LH,E2測定

尿中や血中に含まれるホルモンから、排卵のタイミングを予測します。

6:フーナーテスト(性交後検査)

排卵の時期に夫婦生活をもって頂き、その4~24時間後に子宮頸管内に存在する精子数・運動率を調べます。
※夫婦生活直後、3時間は起き上がらず安静に寝ていることをお勧めします。
※夫婦生活が難しい場合は、自己注入法(シリンジ法)もございます。
 精液を容器に採取し、注射器で自己注入する方法です。

7:超音波検査

排卵の有無の確認や黄体期の様子を確認します。

8:ホルモン検査

・P4(プロゲステロン・黄体ホルモン):
排卵後に分泌されるホルモンで、子宮内膜を整えて、受精卵が着床しやすいように準備をします。着床後は妊娠を維持する為に働きます。

9:精液検査

精液量・精子数・運動率・奇形率などを調べます。
※4,5日間の禁欲の後に行います。禁欲期間が短すぎたり、長すぎたりすると精子の状態が良くないことがあります。
当日、当院での採精も可能です。
自宅で採精希望の場合は、専用の検査カップをお渡しします。

妊娠が成立した場合

JWCでは、妊娠されてから赤ちゃんの心拍が確認できる(約8~10週前後)までケアします。その後はご希望の出産される病院へ紹介させて頂くこととなります。
※ご不明な点がございましたら、どうぞお気軽にスタッフまで問い合わせ下さい。

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