2022年の培養成績（顕微授精について）

投稿日時：2023/07/26

こんにちは、培養室です。

2022年の培養成績を出しましたので、少しずつ投稿させて頂こうかと思います。
皆様の参考になれば幸いです。

当院では、2022年以前までは体外受精（IVF）の方が顕微授精（ICSI）よりも多く件数実施してきており、ここ数年で少しずつその差が狭まっていたのですが、ついに2022年ではICSIの件数がIVFを上回りました。

2021年　　IVF：62.6％　　ICSI：36.4％
2022年　　IVF：45.1％　　ICSI：54.9％

そして、2022年のICSIの受精率は、84.8％となりました。

ヨーロッパ生殖医学会（ESHRE）のThe  Vienna consensusでは施設のICSIの受精率が80％以上であるのが望ましいとされていますので、去年の当院の受精率はその基準を上回ることができました。この結果に満足することなく、今後もより良い治療を提供できるよう精進していければと思います。

陣内ウィメンズクリニック
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