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ビタミンDの役割

投稿日時:2020/08/04

皆様こんにちは!看護部です。
やっと梅雨明けした途端、気温が上昇してしまいましたね。熱中症やコロナ感染に気をつけながらお過ごし下さい。

今日はビタミンDについてお話したいと思います。

ビタミンDと言えば主に骨粗しょう症に有効なのは皆様ご存知かと思いますが、その他の効果がいくつかあります!
ビタミンDは免疫機能を高める働きがあるという研究結果も報告されています。
体内に侵入したウイルスや細菌などの異物に対して、それを排除しようとする免疫機能を必要なだけ働かせて、過剰な免疫反応を抑制すると考えられています。
風邪、インフルエンザ、気管支炎、肺炎などの感染症や悪化の予防にも関与することがわかってきています。また、生活習慣病を予防する可能性も指摘されています。

妊孕性、不妊症との関連では、まずビタミンDの働きには、胚(受精卵)が着床し胎盤が形成されるのを制御する役割があります。よってビタミンDが不足すると着床しにくくなり、胎盤の形成が不十分になるという報告もあります。
また、子宮内膜症や多嚢胞卵巣症候群といった不妊症の原因となる病気を持つ人は、血中ビタミンD濃度が低いと言われています。さらに、体外受精を行う場合、血中ビタミンDが高い人の方が足りない人と比較すると妊娠率が高いという報告もあります。

妊婦がビタミンD欠乏症になると、胎児でも欠乏症が生じ、新生児がくる病を発症するリスクが高くなります。それ以外にも妊娠高血圧症候群や早産などのリスクを高めることが知られています。

☆ビタミンDの摂取方法☆
肌に紫外線を当てると皮下にあるコレステロールに化学反応が起こり体内でビタミンDが作られます。
1日に15〜20分程度外でウォーキングをすると良いとされています。日焼け止めを塗ると吸収されにくいので、手足は塗らないでおくか、手のひらをかざしたりすると効果的のようです!

食事面では魚類サケ、イワシ、サンマなど、キノコ類ではキクラゲや干し椎茸などにビタミンDが入っています。

サプリメントでも補うのも良いと思います!

様々な効果や役割があるビタミンDを摂取して、妊娠や免疫力を高めるためにも、血中ビタミンD濃度を高めて行くことが大切ですね!

陣内ウィメンズクリニック

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