投稿日時:2019/10/12
近年、晩婚化等を背景に、不妊治療を受けるカップルが増加しており、働きながら不妊治療を行う方も増えています。
しかし、仕事と不妊治療の両立は大変で、治療の為に仕事を辞めざるを得ない方や、やむなく治療を断念してしまう方などもいらっしゃるのが実情です。
そのような方々のために仕事と治療の両立が出来やすい企業を増やすべく、厚生労働省が「仕事と不妊の治療の両立について」というリーフレットなどを作成しました。
企業に、不妊治療の理解を深め、不妊治療を受けられている従業員が仕事をしやすいよう配慮を求めるなどといったことを周知するものです。
「不妊治療」や「妊活」といった言葉は世間に広まってはいますが、その実情が知られているか、といったら、まだまだ認識不足の部分が多く見られると思います。
仕事と治療の両立のためには、まず職場の環境整備をし、同じ職場で働く上司や同僚の理解が必要です。
不妊治療というものを正しく認識し、治療を行う従業員に寄り添うことのできる職場作りを是非、お願いしたいです。
加えて、厚生労働省では、「不妊治療連絡カード」というものも作成しております。
不妊治療の実施時期や特に配慮が必要な事項を医療機関に記入してもらい、それを上司などに提出することにより、休暇や時間の調整などの理解に利用していただくようにとしています。
実際、このカードがどこまで活用されているかは不明ですが、このリーフレットやカードの存在が広く日本の企業に行き渡り、仕事と治療の両立ができやすい社会になっていくことを願うばかりです☆
陣内ウィメンズクリニック
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