投稿日時:2021/12/24
皆さまこんにちは!
今日はクリスマスイヴですね!
12月も残りわずか。いよいよ2021年も終わりを迎えようとしておりますが、体調などお変わりございませんでしょうか。
先日、当院の勉強会で酸化ストレスについて学びましたので、一部抜粋してご紹介いたします。
「酸化ストレス」とは活性酸素と抗酸化能のバランスが崩れた状態のことです。
私たちは呼吸によって酸素を取り込みます。
その際、一部の酸素は「活性酸素」という物質に変わります。この活性酸素は体を構成するDNAやたんぱく質、脂質、糖質を酸化させ、結果、栄養と老廃物の出し入れがスムーズに行えなくなったり、細胞の核の損傷により細胞が死滅したり、血管の老化につながったりします。
酸化ストレスは遺伝子異常や加齢、喫煙、ストレス、激しい運動、油分の多い食事、過度な飲酒、睡眠不足、食品添加物、大気汚染、紫外線、電磁波、ウィルス、薬などの化学物質、などが要因となり起こります。
また酸化ストレスが関連する疾患は100以上あるとされ、生殖分野においても、排卵障害、卵胞発育不全、多嚢胞性卵巣症候群、卵子の質の低下、習慣流産に影響することが示唆されています。
また男性の精子の運動率定低下や精子DNA損傷などにも影響します。
このように体に様々な疾患を引き起こす活性酸素に対抗するため、我々の体には抗酸化防御機構が備わっています。
内因性の「抗酸化酵素」と外因性の「抗酸化物質」です。
体内で作られる抗酸化酵素の量は年齢とともに減少するので、外部から抗酸化物質を摂取することで活性酸素を抑制したり除去することが可能になります。
<代表的な抗酸化物質>
ビタミンA:にんじん・ほうれん草・かぼちゃ・とまと・ブロッコリー
ビタミンC:パプリカ・じゃがいも・サツマイモ・いちご・レモン・オレンジ
ビタミンE:油脂類・アボカド・かぼちゃ・アーモンド・ごま・もろへいや・うなぎ
コエンザイムQ10:いわし・さば・豚肉・牛肉・ピーナッツ・オリーブオイル
ポリフェノール:赤ワイン・大豆・玉ねぎ・ごま・ウコン・緑茶・コーヒー・米ぬか
イオウ化合物:玉ねぎ・にんにく・キャベツ・長ネギ・ブロッコリー
カロテノイド:緑黄色野菜・海藻類・すいか・ほうれん草・キャベツ・鮭・えび・とうもろこし
上記の抗酸化物質を食事で摂取できない分はサプリメントも併用して活性酸素に負けない体を作りましょう!
また、抗酸化力を高めるには、汗をじんわりかく程度の適度な運動、質の良い睡眠、紫外線防止、禁煙、適度なアルコール摂取、ストレスを溜めない、などの生活改善を行うとよいでしょう。
年末年始、忙しさや、暴飲暴食などで、酸化ストレス状態に陥りやすくなります。
ストレス発散をしつつ、栄養たっぷりの食事と適度な運動、十分な睡眠で、酸化ストレスにならないよう毎日をお過ごしください!!
HAPPY MERRY CHRISTMAS!!!
陣内ウィメンズクリニック
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