TOP > お知らせ > IVFとICSIのちがい

IVFとICSIのちがい

投稿日時:2020/04/23

新型コロナウイルスの影響で、自粛生活が続いていますがいかがお過ごしですか?猫あたま

採卵後、受精方法で迷われることもあるかと思いますので、今一度

IVF(体外受精)とICSI(顕微授精)の違いについてお話させて頂きます乙女のトキメキ

IVFは、採れたままの状態の卵子に、調整させていただいた精子を直接ふりかける

ことになりますので、体外での操作にはなりますが自然に近い受精方法になります。

デメリットとしては、本来なら1つの卵子に1つの精子が入って受精が成立しますが、

何匹か精子が入ってしまうという多精子受精(3PN以上)が約5~8%の割合でおこってしまうということが

あげられます。 ※PN=前核、2PNが正常受精

これは、その後発育が順調に進むこともありますが染色体の異常なので移植ないし凍結はできませんスライム

ICSIは、1つの卵子に対して、1匹の精子を細い針で刺していれていく受精方法です。

針を直接卵子に刺しますので、場合によっては翌日だめになってしまうことがあります。

また、ICSIを選んだからといってIVFでおこる3PNを回避できるわけではありませんパー

この場合は、卵子ないし精子に異常があったということになります。

どちらの受精方法を選んでいただいても、データを取ってみましたが、

その後の発育に関しては有意差がないという結果になりましたので、

どちらを選んでいただいてもその後の発育状況には変わらないです!

このようなご時世ですが、当院でも採卵に関しましては原則凍結ではありますが

行わせて頂いておりますので、トライしたい方、してみたい方もお気軽にお問合せ下さいヒヨコ

 

ブログ一覧
ページTOP