投稿日時:2023/10/11
こんにちは、培養室です。
前回の投稿から間があいてしまったのですが、2022年のART成績についてお知らせいたします。今回は凍結融解胚移植の妊娠率についてです。
2022年4月からARTの保険適用が開始されてから、当院では新鮮胚移植の件数が減り、凍結融解胚移植の件数が増えています。その理由の1つに、保険診療で回数制限や年齢制限が設けられているため、より妊娠率の高い方法を求められていることが挙げられます。全国的にも凍結融解胚移植の件数は伸び続けており、2021年には全国で約24万件の凍結融解胚移植が実施されました。
さて、当院の2022年の凍結融解胚移植の妊娠率(40歳未満の方を対象)は以下の通りです。
〇凍結時の年齢別妊娠率
2022年 34歳以下:65.9% 35歳~39歳:49.7%
〇融解時の年齢別妊娠率
2022年 34歳以下:64.0% 35歳~39歳:54.7%
〇自然周期およびHR周期の年齢別(凍結時)妊娠率
自然周期 34歳以下:70.4% 35歳~39歳:52.5%
HR周期 34歳以下:63.8% 35歳~39歳:46.0%
皆様の治療の参考になれば幸いです。
今後もより良い治療を提供できるよう精進していければと思います。
陣内ウィメンズクリニック
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