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1PN由来胚の予後に関する論文

投稿日時:2019/07/04

さて、今回ご紹介する論文は、
『1PN由来胚移植の予後』
に関するものです。

凍結融解胚移植した、
①1PN由来胚の分割胚移植群
②1PN由来胚の胚盤胞移植群
③2PN由来胚の分割胚移植群
④2PN由来胚の胚盤胞移植群
の4群に分け、それぞれ、妊娠率・流産率・先天異常・出生児の運動と言語の発達状況を調べたそうです。
結果、
分割胚移植を行った場合、1PNの方が2PNより妊娠率と出産率が低かったが、
胚盤胞移植では、1PNと2PNの妊娠率・出産率は同等程度 だったそうです。
流産率に関しては、分割胚移植・胚盤胞移植ともに1PN・2PNの差はなく、
また、胚盤胞移植の1PNと2PNの先天性異常と生後2年以内の精神運動発達にも違いがみられなかった、
というものでした。

IVF由来か、ICSI由来かで違いがあるのか、気になるところですね。

当院では、1PN由来胚について、胚盤胞まで培養して、慎重に相談の上、お戻しするかどうかを決めています。

また、新しい論文がありましたら、ご紹介しますね!

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