投稿日時:2020/09/20
みなさんこんにちは、培養部です!
日に日に涼しくなってきて過ごしやすくなってきましたね。
それでは、今回も論文をご紹介したいと思います!
今回は「Effect of in vitro culture period on birth weight after vitrified-warmed transfer cycles: analysis of 4,201 singleton newborns」という論文です。
これは体外で培養した期間によって、出生する赤ちゃんの体重が変わるのではないか、という研究を報告した内容のものでした。
凍結融解胚移植を行った4201名の女性を「3日目に移植した群」「5日目に移植した群」「6日目に移植した群」に分けて生まれた赤ちゃんの体重を比較したところ、諸々の背景因子を調整すると3日目で移植した群より5日目、6日目で移植した群の赤ちゃんの方が優位に重い、という結果になりました。
外で長く胚を培養する事が少なからず影響を与える、という事が分かる論文でした。