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胚移植後の黄体補充について(論文の紹介)

投稿日時:2020/02/07

こんにちは、培養室です!

肌寒い日が続いていますが、みなさん体調はいかがですか?

さて今回は、

『体外受精/顕微授精周期の胚移植後1~12日目の膣出血:

膣ゲル剤とプロゲステロン注射の比較および妊娠転帰との相関』

という論文を紹介します。

妊娠検査前の黄体サポートのために微粉化膣ゲルまたは筋肉内プロゲステロンを使用するIVF/ICSI患者の胚移植後の膣出血の発生率とタイミングを比較し、2グループ間および出血を生じた患者とそうでない患者との妊娠結果も比較しました。

1998年から1999年に3日目移植を行った40歳未満の患者が対象です。

妊娠検査前に出血する周期の割合は、筋肉内プロゲステロン群よりも膣ゲル群で有意に高くなり、1日早く発生したそうです!

移植後総妊娠率は、筋肉内プロゲステロン群よりも膣ゲル群で有意に高くなりました。

また、エストラジオール(E2)レベルが同等であるにも関わらず、妊娠検査前に出血した患者は、出血しなかった患者と比較して、hCG投与当日に子宮内膜厚が著しく厚かったそうです。

出血した膣ゲル群の患者は出血しなかった患者と比べて妊娠率が著しく低くなりました。

つまり

・移植後の黄体補充で膣ゲル剤を使用すると、筋肉内プロゲステロン使用者と比べて出血の可能性が高くなる

・膣ゲル剤を投与した患者の妊娠率は有意に高くなっている

・膣出血の予測因子となりえるのは、hCG投与時の子宮内膜厚である

という事が分かりました!!

また興味深い論文がありましたら紹介させていただきます★

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