投稿日時:2019/07/02
今日も英語の論文を1つご紹介させて頂きますね。
題名にも書いた通り、HPV(ヒトパピローマウイルス)の感染が、夫婦生活における
不妊の原因になり得るのか という論文になります。
HPVは とてもありふれたウイルスで、性交渉の経験がある女性の80%以上が、50歳までに感染を経験するといわれており、特に若い年代の感染率は非常に高いと言われています。
高リスク型のHPVが子宮頸部に感染しても症状はなく、殆どの感染は数年で自然に治りますが、一部に長い間感染が続くことがあり、その中のさらに一部の子宮頸部にがんが発生することがあります。
論文によると、対象となった10595人の女性のうち、1861人にHPV陽性反応が
でたものの、それが直接の不妊の原因にはならないとしています。
ただ、もしHPVが陽性で出た場合は、その後がんにつながることもあるため、
検査してみた方がいいかもしれないです。