Q20
A:
アルコールは適度に摂取すると、血流を良くし、リラックス効果が得られます。
しかし、妊娠を希望する夫婦にとって過度の飲酒は影響を及ぼす可能性があります。アルコールが男性に及ぼす影響
適量のアルコールは性的興奮を高めると言われていますが、大量に摂取すると一時的にインポテンツになる事があります。
これは、勃起不全を起こす神経の神経反射が、アルコールによって抑制される為と考えられています。しかし、このインポテンツは一時的なもので、酔いが醒めると元に戻ります。
アルコールが女性に及ぼす影響
アルコール依存症の女性は無月経が起こる事があります。無月経が長く続くと、エストロゲンという女性ホルモンが低下します。すると、膣内が乾燥し、性交痛が起こると考えられます。
さらに精神的障害も起こる事があり、心理的にもオーガズムが阻害される事が多いようです。
アルコールが与える胎児への影響
また、アルコールを妊婦が摂取すると、胎児性アルコール症候群という症状を引き起こすとされています。 これは、アルコール依存症の妊婦の半数から、奇形を伴う先天異常児が出生する事が報告され、そう呼ばれる様になりました。
妊娠を考えた時からアルコールを控えよう
妊娠に気づく前に、お酒を飲んでいたというのはよくある事です。その場合は、これから飲まない様にする事が大事です。
妊娠初期さえ飲まなければ、妊娠中期・後期は飲んでも良いという説がありますが、赤ちゃんの脳は妊娠後期に目覚ましく発達します。 その発達を阻害する事がないよう、妊娠全期間を通じてアルコール類は避けましょう。