投稿日時:2023/12/15
こんにちは、培養部です。
12月になり、街はクリスマスモード🎄ですね。
寒暖差があるこの季節、暖かくしてお過ごし下さい。
さて、日本産科婦人科学会から全国の不妊治療における最新の成績が報告されました。一部抜粋してここに掲載します。
来年以降は保険診療が導入された後の成績になりますので、さらに成績に変化があると予測されます。
2021年 全国の治療成績(令和4年度日本産科婦人科学会 登録・調査小委員会報告より)
*出産報告後に集計するためこちらが最新のデータとなります。()内は2020年との比較。
体外受精 ( IVF ) / 顕微授精 ( 射出精子-ICSI )
治療周期総数 81,116 ( +3573 ) / 133,661( +15,821 )
採卵総回数 79,795 ( +3727 ) / 135,194 ( +15,749 )
移植あたり妊娠率 23.6% ( +0.5% ) / 18.8% ( +0.8% )
採卵あたり妊娠率 3.8% ( -0.2% ) / 2.3% ( -0.1% )
妊娠あたり流産率 24.6% ( +1.5% ) / 25.0% ( -2.8% )
移植あたり生産率 16.7% ( ±0% ) / 13.3% ( +0.9% )
出生児数 2,188 ( -40 ) / 2,220 ( +208 )
凍結融解胚 (受精卵) を用いた治療成績
治療周期総数 238.049 (+23,896 )
移植総回数 235.156 (+24,114 )
移植あたり妊娠率 36.9% ( +0.9% )
妊娠あたり流産率 24.8% ( ±0% )
移植あたり生産率 26.6% ( +1.1% )
出生児数 64,436 ( +9.087 )
治療周期数、出生児数ともに凍結融解胚移植の数が、年々多い傾向にありますね。
全国の生殖補助医療を受けられている方の治療成績ですので、今後治療を検討されている方や、現在治療をされている方はぜひご参照くださいませ。
その他、詳しくは、日本産科婦人科学会のホームページでもご覧いただけます。
当クリニックの月一セミナーにも参加して頂ければ、当院の治療成績も併せて
説明させていただいております。