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食生活

栄養バランスがとれた食事を心掛けましょう。必要に応じてサプリメントなどで補ってもよいでしょう。ただし、用法用量は守ってください。健康を損ねることもありますので、過剰摂取は禁物です。また、「1日3食」を規則正しい時間に取ることが理想的です。

食生活

運動

運動をして血流を良くしましょう。大切なのは過度な運動ではなく、長期的に続けられるよう適度な運動にすることです。
運動は「からだ」にだけではなく、「こころ」にも良い影響をもたらします。運動をすることで気分転換になれば、ストレス軽減に繋がります。最初から無理をする必要はありません。気負いすぎず、まずはご自分のできる範囲で、楽しみながらからだを動かしてみてください。

飲酒について

アルコールは適度に摂取すると、リラックス効果が得られ、血行が促進するなどが挙げられています。
しかし、妊娠を希望する夫婦にとって、過度の飲酒は影響を及ぼす可能性があることは、あまり知られていません。
では、アルコールの摂取により実際にどのような影響があるのでしょうか。

アルコールが男性に及ぼす影響

適量のアルコールは性的興奮を高めるといわれていますが、大量に摂取すると、一時的にインポテンツになってしまいます。これは勃起不全を起こす神経の神経反射が、アルコールによって抑制される為と考えられています。しかし、このインポテンツは一時的なものですから、酔いがさめると元に戻ります。
また、時々アルコール依存症の人に、性欲減退やインポテンツが見られることがあります。この障害の程度はそれほどひどいものではありませんので、大体、お酒をやめることさえ出来れば回復するようです。

無月経になることがある女性のアルコール依存症

アルコール依存症の女性では、無月経が起こることがあります。無月経が長い間続くとエストロゲンという女性ホルモンが低下して、膣内が乾燥し性交痛が起こると考えられます。
また、アルコール依存症では精神的障害が起こっていることがあり、心理的にもオーガズムが阻害されることが多いようです。

アルコールが与える胎児への影響

アルコールを妊婦が飲むと胎児性アルコール症候群(fetal alcohol syndrome : FAS)という症状を引き起こすとされています。
これは、アルコール依存症の妊婦から多彩な奇形を伴う先天異常児が生まれていることが報告され、胎児性アルコール症候群と呼ばれるようになりました。胎児性アルコール症候群は、目、耳、鼻、口、心臓、腎臓、性器、皮膚、脳などに様々な異常がある胎児で、アルコール依存症の妊婦さんの半数から出生するとされています。
しかし、女性がアルコール依存症であっても妊娠前に断酒すれば、アルコールの赤ちゃんに対する影響は少ないとされています。
卵子について受精卵の着床した後にはアルコールの影響がありますが、受胎までは安全と考えられます。
ところで、飲酒していない女性と飲酒した男性との間で妊娠した赤ちゃんには、異常は見られていないようですが、男性のアルコール依存症者と飲酒しない女性との間に妊娠した赤ちゃんには異常児がいるとの報告があります。

ベストなのは、妊娠を考えた時から飲酒を避けること

妊娠に気付く前にお酒を飲んでいたというのはよくあることで、その場合には、これから飲まないようにすることが大切です。
赤ちゃんの器官形成期である妊娠初期さえ気をつければ、妊娠中期・後期は飲んでもいいという説が以前はありましたが、赤ちゃんの脳は妊娠後期に目覚しく発達します。その発達を阻害しないよう、妊娠全期間を通じてアルコール類は避けましょう。

妊娠前や妊娠中の飲酒は胎児性アルコール症候群 (fetal alcohol syndrome : FAS) のリスクを高めるというイギリスの報告

イギリス医師会は、妊娠中の女性の多量の飲酒が引き起こすとされていた、子どもの身体的な発育や学習の遅れ、行動障害等のアルコールによる胎児への生涯にわたる障害(胎児性アルコール・スペクトラム障害)は、最近の研究によると、低用量から中用量のアルコールでも影響がある可能性があるとし、妊娠中あるいは、妊娠を予定している女性にとって、安全な飲酒量はないとの報告を発表しました。
そこで、イギリス政府はガイドラインを改訂し、妊娠中、あるいは妊娠を予定している女性は、飲酒を避けるようにとしています。

最後に

妊娠を希望する夫婦は、妊娠しやすい体を作る為に、アルコールの摂取は気をつけましょう。
また、妊娠が分かった時点で、女性はアルコールを摂取しないようにしましょう。

最後に
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喫煙について

一般的に、タバコには発ガン性があり有害なものであるということは知られていますが、タバコが不妊の原因になるということはあまり知られていません。しかしながら、喫煙は不妊に大きく関係していることが明らかにされています。
では、喫煙により実際にどのような影響を受けるのでしょうか。

喫煙が女性に与える影響

女性の喫煙は、卵巣の女性ホルモンの産生を抑制するため、生殖機能低下や閉経を数年早めます。また、卵子の老化や遺伝子異常を増加させます。
喫煙することで妊娠を希望してから妊娠に至るまでの期間が長くなり、1年以内に妊娠しない人が非喫煙者に比べると3.4倍増加することが報告されています。
体外受精を行った場合も、喫煙者は非喫煙者に比べて成功率が約半分になると言われています。喫煙により、卵巣刺激を行っても卵胞がほとんど育たないことや、受精率の低下、着床率の低下などが見られ、成功率が低くなってしまうのです。
また、妊娠に至っても、喫煙者は非喫煙者と比べて流産率が高いことが分かっています。

喫煙が男性に与える影響

男性の喫煙は、精子の状態を悪化させ、精子数・精子の運能能力・正常形態精子数の低下をもたらします。
喫煙者は非喫煙者に比べ、精子数が15~25%低下すると言われています。
その他にも、受精能力の低下や精子のDNA損傷率の増加、勃起不全の増加などの喫煙による影響が報告されています。

受動喫煙による影響

タバコの煙には、本人が吸う「主流煙」とタバコの先から立ち上る「副流煙」があります。煙には多くの有害物質が含まれていますが、その量は副流煙の方が主流煙よりも数倍から数十倍多いことが知られています。
そのため、自分自身が喫煙しなくとも、パートナーや同居家族が喫煙していると「受動喫煙」となり、喫煙者とそれほど変わらない影響を受けることになるのです。
卵子の染色体異常が、受動喫煙を受けていない非喫煙者では5.1%だったのに対し、受動喫煙を受けている非喫煙者では13.0%となり約2.5倍増加することも報告されています。
体外受精の成功率も、本人が喫煙しなくても夫が喫煙する場合、喫煙女性とほぼ同じ程度で低くなり、流産のリスクも増加するということが言われています。
また、喫煙者が家外など別の空間に移動して喫煙したとしても、同居家族への悪影響は避けられないという報告が最近相次いでいます。喫煙した後の喫煙者の呼気には数時間にわたって有害物質が含まれ、これを吸ってしまうからだと考えられています。
受動喫煙を防ぐには、パートナーや同居家族の禁煙が必要です。

受動喫煙による影響

胎児に与える影響

喫煙者が妊娠した場合、生まれてくる赤ちゃんが先天的に異常を持っている可能性は、非喫煙と比べて1.2~1.3倍増加すると言われています。
また、妊娠中の喫煙は流産や子宮外妊娠・多胎妊娠のリスクを高め、超低出生体重児や早産を招きやすくなります。
母親が喫煙しなくとも、周囲に喫煙者がいれば、赤ちゃんは体内にいるときから「受動喫煙」の影響を受けることになるのです。

最後に

このように、女性にとっても男性にとっても、喫煙は妊娠に大きな悪影響を与えてしまいます。
現在、すでに治療を受けている方も、これから治療を考えておられる方も、妊娠を希望されているのなら喫煙は避けた方がよいでしょう。
以前から喫煙されている方は、長期間の喫煙による影響はあるものの、禁煙することで生殖機能が大きく改善されることが明らかになっていますので、これからでも禁煙を始めましょう。
喫煙による悪影響は決して喫煙者本人だけの問題ではありません。
妊娠しやすい体づくりの為、パートナーの為、生まれてくる赤ちゃんの為にも、禁煙すること、またタバコの煙に曝されない環境づくりを心掛けましょう。

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睡眠

十分な睡眠がとれないと、体の疲れが取れないだけでなく、脳が休息できず、さまざまなホルモン分泌に影響を与えてしまいます。こころとからだの健康を保つためにも、私たちは眠る必要があるのです。
ただし、睡眠時間さえとればいつ寝ても同じ、ではありません。睡眠は光の影響も受けるため、「朝太陽の光とともに起き、暗くなったら眠る」ような生活がもっとも自然で理想的なのです。まずは、朝起きたら窓を開け太陽の光を浴び、睡眠時は部屋を暗くしましょう。
またスムーズに眠りにつけるよう、就寝前には室内の照明を少し落とし、音楽を聴いたりゆったりくつろいでみましょう。入浴、ストレッチなども、適度な疲れとリラックス効果をもたらし快眠に効果的です。カフェインの入ったコーヒーや紅茶、アルコールは睡眠の妨げになるので就寝前は控えましょう。

ストレス

忙しい仕事や家事、人間関係など私たちの身の回りにはストレスの種が数多くあります。こうしたストレスが、からだの不調を引き起こし、妊娠を妨げる一因になるとも言われています。

体重維持

あなたは今、適正体重ですか?また、この何年かの間に太ったり痩せてしまったりしていませんか?
体重の増加や無理なダイエットが月経不順、排卵障害の原因になることがあります。太りすぎも痩せすぎも、妊娠そして出産にもさまざまな悪影響を与えてしまいます。元気に赤ちゃんを産むためにも、自分の適性体重を把握し、それを維持しましょう。

BMI=体重(kg)÷身長(m)2 理想は22とされ、妊娠、出産を考えた場合は24以下がいいといわれています。

冷え性

体内温度が低くなると免疫力が低下し、血液の循環にも悪影響を与えます。血液はからだに必要な酸素と栄養を届け、老廃物の回収を行います。血液に豊富な酸素と栄養があるか、それを十分に届けることができるかは、血流の良さが関係しており、卵胞の成長や精子の形成にも大きく影響を与えます。食事や運動で改善されない場合は、漢方で体質改善を試みてもよいでしょう。

最後に

良い生活習慣を身に付けることは、簡単なようでとても難しいことです。最初から全てをやろうとせず、まずは一つのことに集中してみましょう。どんな小さなことも一つ守れれば、次の段階に進みやすくなります。
また、「今回はこれだけできた。次はもう少し挑戦してみよう」というような短期間の目標を立てることも効果的です。
妊娠、出産に悪い影響となるものはできるだけ取り除き、こころとからだを健康に保てるよう心掛けてみてください。

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