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生殖医療相談士通信(3)

投稿日時:2019/10/05

こんにちは

生殖医療相談士です♪
10月に入りましたが、まだまだ暑いも多いですね☼
日によって気温差もありますので、体調に気をつけてくださいね☆

本日は、こちらのニュースから「タバコ」についてお話したいとおもいます。

朝日新聞デジタルより引用


最近は新型タバコを利用されている方も多いと思います。紙タバコから、新型タバコに変えた方の中には、自身の健康や周りの方への影響などを考えてという方もいらっしゃるとおもいます。日本と米国では電子タバコが違うかとおもいますが、気になるニュースですよね。

 

 

そもそも『新型タバコとは?』
新型タバコと言われるものは大きく分けて「電子タバコ」と「加熱式タバコ」の二つに分かれます。

 

1.電子タバコ:液体(リキッド)を加熱してエアロゾルを発生させて吸引する仕組み
・液体(リキッド)にはニコチンを含むものと含まないものの2つがあります。
※ニコチンを含むもの:electronic nicotine delivery systems (ENDS)
ニコチンを含まないもの:electronic non-nicotine delivery systems (ENNDS)

海外ではニコチン入りのリキッド(ENDS)が販売されていますが、日本では、医薬品医療機器法(旧薬事法)による規制によりニコチン入りのリキッドは販売できません。

 

2.非燃焼式・加熱式タバコ:タバコの葉を加熱してニコチンを染み出させて吸う仕組み
・•短いタバコの中心部に小さな金属のプレートを差し込みする方式(商品名:iQOS)
・•細いタバコを本体に差し込んで周囲から加熱する方式 (商品名:glo)
・タバコの葉の粉末が入ったカプセルに加熱した蒸気を通過支えてニコチンを染み出させる方式(商品名:Ploom TECH)
従来のタバコと同様に葉タバコを使用するため、「たばこ事業法」の規制対象品です。ニコチンが含まれていても違法ではありません。タバコの葉を燃やさずに加熱することから、非燃焼・加熱式(Hot-not-burn:HNB)と呼ばれています。ニコチンを含む電子タバコが許可されていない日本において、普及しているタバコです。
このように電子タバコと加熱式タバコは似ているようで、大きく違いがあります。

 

『タバコによる影響は??』

 

紙タバコによる影響
・がん、心臓病、脳卒中、肺気腫、喘息、歯周病等、特定の重要な疾病の罹患率や死亡率等が高いこと、及びこれらの疾病の原因と関連がある事。
・喫煙は母体への影響+胎児の発育に対する悪影響が懸念される。
・喫煙している妊婦は喫煙していない妊婦に比べて低出生体重児となる頻度が約2倍高い。さらに、喫煙している妊婦は喫煙していない妊婦に比べ、早産、自然流産、周産期死亡(妊娠28週以降の死産と、生後1週間以内の早期新生児死亡)の危険性が高い。
と言われています。(厚生労働省HPより)

 

電子タバコや、加熱式タバコが健康に与える影響
・健康に悪影響をもたらしている
・受動喫煙による健康被害を生じる可能性がある
と指摘する学会もあります。

しかし、電子タバコや、加熱式タバコが健康に与える影響について調べた疫学研究はまだ少なく、成分分析の結果に基づいて検討していく必要があるようです。

 

 

妊活のためだけでなく、自身の健康、周りの方の健康のためにもタバコについて改めて考えるきっかけになれば幸いです。

 

 

陣内ウィメンズクリニック
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